いま、そこにある危機 -The Stranger-
お盆明けの慌ただしい時期に、岸田総理が内閣改造に踏み切りましたね。岸田総理曰く、今回の改造は数十年に一度とも言われる難局を突破するために、経験と実力に富んだ政策断行内閣なのだそうです。世間の評判は、手堅い人事であるという好意的な評価がある一方で、旧統一教会となんらかの関係がある議員が何名か入閣していることから、野党は早速追求する気満々の様です。今回の改造についても、前日に内容が全て報道されていて、いわゆるサプライズ人事はありませんでした。私は、一体誰がこういった事をリークしているのか、毎回不思議に思っています。きっとマスコミと官邸がズブズブなのでしょうね。「あの女好きの副長官が、担当の可愛らしい女性番記者からお願いされて、おもらしをしてしまったに違いないぞ」なんて事を勝手に決めつけています。そんな私は、相も変わらずくだらない妄想をしてしまいました。
東都新聞吉岡記者:「長官、本日は面会のお時間をいただきありがとうございます。」副長官:「おいおい吉岡くん、私は副長官だよ。間違ってもらったら困るなあ(笑)。」吉岡:「ごめんなさあい(笑)。副長官があまりにも貫禄があって、ついつい間違えちゃいました。でも官邸の皆さんは皆さんおっしゃってますよ。実質的に官邸を回しているのは副長官だって。」副長官:「おいおい吉岡君。おべんちゃらを言っても何も漏らさないぞお。」吉岡:「ふくちょうかん💗。今回の改造人事、教えてくださいな。デスクの陣野がまた銀座で飲みましょうって言っていましたよ。」副長官:「仕方ないなあ。でも、陣野デスクと銀座より、君と”あら皮”でステーキの方がいいねえ。」吉岡:「もう💗困りますよ副長官。我が社にも一応コンプライアンスはあるんですからね。」・・。以上、完全な私の妄想です。全て嘘っぱちです。私は頭がおかしいので、気にしないでください。
今回の内閣改造に際しての、岸田首相の記者会見を見ましたが、質疑応答も含めて、前体制でのふり返りが全くなかった事が、私にはとても不思議でした。岸田政権がスタートした時に、岸田さんが、政権として最重点で取り組むのは「新型コロナ対策」とやる気満々で言っていた事を、私ははっきりと覚えています。その事に対するふり返りがないと、なんだか今までの活動が自動的にリセットされてしまう様で、騙されている様に感じてしまいます。私が勤めていた会社では、半期毎に目標に対する進捗や結果を受けて、自分の活動をふり返ってこれからどうするのかという事を発表する会議がありました。それはプレゼン会議と呼ばれていて、みんなその会議が近づいて来たら、憂鬱な気持ちでパワーポイントを作成していたものでした。この会議は、サボりまくっていたら所員の前で丸わかりになってしまうという恐ろしい効果がありました。サボり社員のレッテルを貼られたくないので、私達は、否応なしに一生懸命働いたものでした。この会議は同時に、みんなの仕事ぶりを仔細に知ることが出来る場でもあり、新たな気づきを得ることが出来る良い機会でもありました。加えてみんな頑張っているんだという事が確認できて、仕事に対するモチベーションを得ることが出来る機会でもありました。このような会議やミーティングは、多くの会社で似た様な事を行なっていると思います。そして次のステージに向かう為に、平社員の立場、マネージャーの立場で、ふり返りを行なっている事と思います。ましてや経営陣は、株主総会という恐ろしい場所で、自分たちが何をしてきたのかというふり返りをしなければなりません。「総理や大臣は民間とは違うんじゃ」とおっしゃる向きもあるかと思いますが、しかし考えてみて下さい。彼らは行政の長として、納税者である我々から仕事を任されているのです。何をやって来たかというふり返りは、彼らにも必要だと思いますね。国会の答弁で、くどくどと言い訳をするくらいなら、こういった機会に、きちんとふり返って欲しいものですよね。納得がいかない私は、またまた奇妙な妄想を膨らませてしまいました。それは、各大臣が辞表を提出する直前の閣議の際に、ふり返りのプレゼン会議が開かれたという筋書きです。
山際経済再生大臣:「以上で私の発表は終わります。尚、新型コロナウイルスの担当については、時間の関係上割愛させていただきます。お手元に配布した資料でご確認をお願いします。」岸田総理:「山際大臣、ありがとうございます。皆さん何かご質問はありますか?」小林経済安全保障担当大臣:「ちょっとよろしいでしょうか?山際さん、あんた新型コロナ対策は何もやっていないじゃあないか!総理、何故山際大臣が留任で、ちゃんと経済安保法案を通した私が交代になるのですか?納得できませんよ!」山際大臣:「おい小林。なんて事を言うんだ!私は第6波がおきた時は、なるべく参議院選挙に影響が出ない様に大事な問題は先送りにして、難しい対策は自治体の奴等に丸投げして、岸田政権をしっかり守ってきたんだ。第7波の時も、専門家のアホの言うことは聞かずに、世間の様子を見ながらなんとかやり過ごしてきたんだぞ!」小林大臣:「しかしそのせいで。発熱外来はパンクしているし、救急車は呼んでも来ないし、医療崩壊になってますよ。」山際大臣:「馬鹿野郎!何をあまちゃんな事を言ってやがる。私が何もしなかったおかげで選挙は大勝したし、政権の支持率は微減で済んでいるだろうが。下手に感染症法の分類を変更したり行動制限の話を出したら、支持率が下がるんだよ。いかに先延ばしにするかということが大事なんだよ。わかってんのか?」岸田総理:「山際大臣の言う通りです。さすが山際クンは、甘利さんにしっかりと教育されただけのことはあるねえ。」小林大臣:「総理!あんた一体何を言っているんだ!さては総理と甘利さんで話はついているんだな。私は二階派だから使い捨てにされたんだな!」萩生田経済産業大臣:「うるせいぞ小林。往生際が悪い奴だなお前は。俺みたいに潔く辞表を出せよ。お前は女々しいんだよ!」小林大臣:「萩生田さん、それは差別用語ですよ。野田大臣が怒ってますよ。それに、あんたは政調会長に昇進したからいいじゃないですか。第一あんた、旧統一教会とズブズブじゃあないですか。」萩生田大臣:「なんだとう!おい小林、表に出ろ!」・・・。全て私の妄想です。全て嘘八百なのです。誰か私を止めてください。
私は自他ともに認めるアンチ岸田です。この御仁には、この国の舵取りを任せては置けないと以前から思っていました。(当ブログ「先が見えない日々」をご参照ください)私には、このお方は総理になる事、そして総理の座に居座り続けることが最大の目的で、庶民の生活などは二の次の様に見えるのです。この人が鼻を膨らませて、ちっちゃなノートをひらひらさせて、「私は国民の声をノートに書き溜めています」なんて言っているのを見ましたが、きっとあのノートには、”つるには〇〇ムシ”とか”へのへのもへじ”しか書いていないんだと思っています。もしかしたら、「レンホーのバカ」だとか、「スガはしね」だとか、「ニカイの痔爺」なんて事がびっしり書かれているかもしれません。この人物がやっている事を客観的に見ていると、国民の事を第一に考えているとはどう考えても思えないのです。新型コロナウイルスについてこのヒトは、就任早々からスピーディーな対策だとか、先手先手の対応でなんて事を、自信満々に言っていました。しかし、この体たらくです。医師会や関係学会の偉い人は、若くてリスクがない患者さんは受診を控えてくださいなんて事を発表しています。世間では、救急が逼迫している為、コロナ罹患患者さんやそれ以外の緊急対応が必要な人にスムーズな診療が出来ていない状況です。加えて、手術が必要な患者さんも、予定の延期や中止が余儀なくされるケースがあると報道されています。こいつ(とうとうこいつ呼ばわりになりました)のせいで、救える命が救えなかったり、延命出来たはずの命が出来なかったという、本当に洒落にならない事になっているのです。そして経済の面でも、だらだらと鎖国と言われる入国制限と、入国に対する厳しい条件を続けている事で、失われた日本の富は莫大なものになると思います。
私は今回、新型コロナウイルス対応に絞って散々文句を言いましたが、他の事についても、このヒトがやっている事は似たり寄ったりです。確かに、今世界は大変な事になっていて、そんな中での日本の舵取りは大変な事だと思います。ウクライナ戦争の行方がどうなるのか先行きは不透明ですし、燃料価格の高騰や穀物不足による食糧危機や物価の高騰は世界の脅威になっています。いくら日本の官僚が優秀だとしても、このような時には、強いリーダーシップが必要な筈です。岸田さんには強いリーダーシップがあるのでしょうか?私にはあるとは思えません。岸田さんからは、打算と損得勘定、ご自分の評判に対する狡猾な計算しか私は感じる事は出来ません。そのおかげで、岸田さんは参議院選挙に勝利して、黄金の3年間を手に入れました。おそらく、ご本人は、これからじっくりと積み残した課題に対応していくつもりなのでしょう。しかし、私はそんなマキャベリズムは必要としていないのです。私が望んでいるのは、私たちの為に、いつでも一生懸命に汗をかいて、問題を解決する為の努力を惜しまないリーダーなのです。私がいくらこのブログで岸田さんの悪口を言っても、屁の突っ張りにもならないと思います。しかし、こんなちっぽけな石ころでも、せっせと投げ続けていれば、いつか岸田さんも心を入れ替えて。少しはまともに私達に向き合った政治をしてくれる様になってくれるのではないかという淡い期待を私は持っています。私は、私たちの子供や孫の世代に向けて、自分の利益や保身を第一に考えるリーダーより、国民全体のことをまず第一に考えてくれるリーダーに、日本の舵取りを託したいと思っているのです。
The Stranger:仮面の下にある、どこかの誰かさんの本当の顔は、それは善人なのか、性悪な狐の顔なのか・・・。
The Strangerは、1977年に発売されたBilly Joelの同名の5枚目のアルバムの2曲目に収録された曲です。ビリー・ジョエルは、現在でも偉大なシンガーソングライターですが、彼がBig Shotに成り上がったのは、このアルバムからだと言われています。私もこのアルバムを聴くまでは、単なるロッキーのモノマネのあんちゃんだと思っていました。当時の雑誌の宣材に使われていた写真が、いつもボクシンググローブを首から下げていて、シルベスタ・スタローンを貧相にした様な姿だったのです。ところがこのアルバムを聴いて、このイタリアの種馬もどきが、素晴らしい曲を歌っている事にびっくりしてしまいました。こんな失礼な第一印象だったのですが、今でもビリー・ジョエルは私が大好きなアーティストなのです。このアルバムのジャケットで、ビリーは、白い仮面を物憂げに眺めています。それは、自分が決して人には見せない秘密の顔を持っている事を、この曲で表現していると言われています。岸田総理は、永田町では”とてもいい人”と誰もから言われているそうです。岸田さんには大変失礼なのですが、いい人という仮面の裏側に、自分を守る為には何でもやってしまう修羅の顔を持っている様な気がして、この曲をイメージしてしまいました。タイトルの、”いま、そこにある危機”は、トム・クランシーの小説から拝借させていただきました。いま、そこにある危機は、映画にもなっていて、主人公のジャック・ライアンをハリソン・フォードが演じていました。この小説の中で描かれている、薄汚い権力者の姿が、この国の権力の中心にいる人達、善人の仮面を被った首相や女狂いの副長官、カルト教会に首までどっぷりと浸かっている政策責任者、そんなヒト達と重なってしまったのです。そして、このヒト達が舵取りをしている日本は、まさに、「いま、そこにある危機」の真っ只中にいる様な気がして、心がざわついてしまうのです。
このような駄文を最後まで読んでくださってありがとうございます。
皆様にとって明日が今日より良い日となりますように。
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