独裁者は眠らない -Sympathy for the Devil-
突然ですが、皆様、独裁者と聞いて、誰を思い浮かべますか?寒い国のあの人ですか?それともパンダの国のあの人でしょうか?ミサイルをやたらとぶっ放しているあの太っちょもいますね。私の場合、まず思い浮かぶのは、アミン大統領ですね。私が子供の頃ですが、アフリカにアミンと言う恐ろしい独裁者がいて、逆らう人間は皆殺されて食べられてしまうという話が、悪ガキの間でさも本当のことのように噂されていて、本当に恐れられていたものでした。かくの如く、とかく独裁者とは恐ろしい人物であることは間違いはなく、寒い国のあの人もパンダの国のあの人も大変恐ろしい人物であることはご賛同いただけるものと存じ上げす。あの太っちょも間違いなく恐ろしい男ですよね。
実際寒い国のあの人は、たった今でも昔の手下(ウクライナですね)が、敵対していたグループ(NATOですね)に入ろうとしているのが許せずに『おどりゃ=!許せへんぞ!殺てもうたるからな!」とばかりに軍隊を集結させて今にもドンパチが始まりそうな塩梅です。パンダの国のあの人も、負けずにに恐ろしい人物で、主義主張や宗教が異なる人々(新疆ウイグルですね)は決して許さず、「貴様ん、わしの国で暮らしたいんやったら、なんでも言うことを聞きんしゃい!」と片っ端から強制収容所送りにしていると噂されていますし、他国の目の前の美しい珊瑚礁を(南沙諸島ですね)埋め立てて、「ここはわしの国だけんね」と言い張ったり、民主主義の平和な島(台湾ですね)についても「ここはわしらのシマだけん手を出したら許さんけんね!」とご無体なことばかりを言っています。ご両人ともに、本当に人相が悪くて、冷酷な目つきをしていますね。全く感情が現れない爬虫類を思わせるような目つきで、私はTVや雑誌でこの人達のご尊顔を拝するたびに、「絶対こいつら人を殺したことがあるな」と思ってしまいます。実際、寒い国のあの人はその出自(旧KGB!)からおそらく事実だと思いますし、パンダの国のあの人も、直接手は下さなくても、首を振るだけで手下が多くの人たちを殺めていると思います。
こういった、所謂、権威主義国家と呼ばれている国々と対峙している我らが民主主義の国々は、どうすれば良いのでしょうか?国家間の問題を調整する役割は国連が担っているのですが、とてもその役を果たしているとは思えず、機能不全に陥っているように思えます。何せ、あらゆる決め事に拒否できる権利、拒否権を持つ常任理事国の5カ国のうち、2カ国が寒い国とパンダの国なので、気に入らないことがあれば、「ニエット」「不昰」と言えば何も前に進まないことになってしまいます。民主主義陣営の親玉であるアメリカもずいぶん前に世界の警察の役割から降りてしまって、戦闘力のポテンシャルが落ちてしまっているので、寒い国とパンダの国はやりたい放題のような感じですよね。小説や漫画の世界では、ジャック・ライアンやゴルゴ13がなんとかしてくれるのですが、現実世界では、すっかりボケてしまったバイデンじいさんやパーティー狂いの寝癖のジョンソンがあまりにも頼りないので、独裁者がやりたい邦題やっているように思えます.
今そこにある危機で喫緊の問題は、東歐と寒い国ですね。今まさにスナップカウントの状態で、既に国境に10万以上の寒い国の兵士が集結していて、準備万端、いつでもいくで!という状況にあります。ちなみにスナップカウントとはアメフトの用語でQBが攻撃の前に「ハット!」などと声をかけることで、「いつでもいけまっせということらしいです。何せ、寒い国には前科があって、2014年のソチ五輪が終了するや否や、電撃的にクリミア半島に侵入して強引にぶんどってしまいましたからね。各国ともにウクライナから大使館員は退去するように命令が出ており、まさに一触即発、臆病な兵隊が間違って一発打ってしまったら、そのまま戦争に突入してしまいそうなそんな危うさが感じられます。本当に声を大にして言いたいのですが、どんぱちだけは本当に勘弁してほしいものです。武器商人達はこの機会に在庫一掃、更なる儲けを狙っているのかもしれませんが、当事者はもちろん、世界のあらゆる国の人達にとって、何一つ良いことはありませんよね。それにしても、なぜ寒い国のあの人やパンダの国のあの人は、そんなに領土を広げたいのでしょうか?両国とも十分な大国であり、もう十分じゃあないかと素人の私は思うのですが、識者によれば、一般的には安全保障と地政学の問題であると言われている様です。平たく言うと隣の国が仲のいい国でないと具合が悪いということと、外洋に出ていくのに都合がいい地域は保持しておきたいということの様ですね。
しかし私はこんなふうに思っています。独裁者はとても臆病で、用心深いのではないかと思うのです。冷血漢で鮫の目をした独裁者も実は、敵は身内にありでいつ寝首を書かれるか分からないので、強い自分を演じ続けなければならず、弱みを見せた途端にあっという間に首が飛んでしまうことを恐れていると思うのです。なので、他人の迷惑を顧みずに、自国の利益だけを考えて、ルールも法律もお構いなしに悪巧みに精を出すのではないでしょうか?悪者に勤勉になられたら、我々は溜まったものじゃはりませんよね。
昔、「世界は一家、人類は皆兄弟」ということを熱心に言っていた偉い人がいましたね。大変立派な理念だと思いますが、現実の世界では、各国の思惑と野望、エゴが入り乱れた、混沌とカオスの中で、他国のことなど知ったこっちゃないよ!という状況の様に思えます。そのような中で、私は大国間のパワーゲームは仕方がないとも思っています。そして、隠れてこちょこちょやるのも(サイレントインベージョンというらしいですね)勘弁してほしいですが、しかし本物のどんぱちだけは本当に堪忍してもらいたいもので、そこだけは避けていただくように各国のリーダーにはしっかりコミットしてほしいものです。とりあえず、東欧についてはバイデンじいさんの優秀な手下が(ブリンケンさんですね)うまく手打ちに持っていってほしいものですね。またパンダの国についてもオリンピックが終わったら、また何をしだすかわかったもんじゃありませんし、今も続いている深刻な人権への深刻な侵害と合わせて、なんとかしなければならないのは明らかです。もちろん、寒い国もパンダの国も、そこに暮らすのは善良な人々で、我々も含めて庶民は平和で安らかな日々を過ごすことを望んでいます。世界のリーダー達は、独裁者以外にも、大方はとんでもない人物かろくでなしかばかりで、我が岸田総理のような至って常識的な人物は数少ないのではないかと思うのですが、そんな世界のリーダー達には、是非とも我々普通の人々のために、安定した国際関係を作っていって欲しいと強く望んでいます。
Sympathy for the Devil 悪い奴らは勤勉で、生き残るために毎日毎日悪巧みに精を出しています。この理不尽な世の中で、全ての人たちが、争いは無益であり、幸せに暮らしていくためには、自分のことばかりを考えるのではなく、全てに目配りができるようにならなければ・・・。そんな願いを込めて・・・。
Sympathy for the DevilはThe Rolling Stonesの曲で1968年にリリースされたBeggars Banquetというアルバムの一曲目にフューチャーされています。邦題は「悪魔を憐れむ歌」ということで知られています。私がこの曲を初めて聴いたのは中学生の時に友達から借りたライブ版でとにかくかっこいい曲ばかりが収録されていました。そんな中でもこの曲は異彩を放っていて、とにかく印象に残る曲でした。このアルバム(多分、Get Yar Ya-ya's Outの海賊版だったと思います)を貸してくれた物知りな友人が言うには、この曲は呪われていて、この曲を録音した直後にメンバーが不審死をして、またライブでこの曲を演奏中に観客が殺されたと教えてくれました。当時私は悪魔がとても恐ろしくて、それは当時人気があったデビルマンという漫画と、公開されたばかりのエクソシストという映画の影響で、日本の幽霊や妖怪とは異なり、西洋には精神世界で恐ろしい存在があるのだということを心の底から恐れていました。そんなわけで、怖がりの私なので随分長い間疎遠になっていた曲です。今改めて聴いてみると、アフリカの原始のリズムに合わせて独特な歌詞が展開して行く、今でも色褪せない名曲だと思います。金持ちで趣味のいい悪魔の自己紹介から始まり、大昔から今までの悪事を自慢していきます。その中で悪魔は執拗に「私の名前をご存知なら幸いですが」、と自分の名前を問いかけています。だんだん興奮してきた悪魔は、「なあおい!俺の名前を知っているか?知っているならいってみろよ!」と興奮して言葉遣いも悪くなって絡んできます。そんな姿が、今世界で恐れられている「例のあの人たち」に重なりました。名前は怖くて明かせませんよ。
このような駄文を最後まで読んでくださってありがとうございます。
皆様にとって明日が今日より良い日となりますように.
Thanks for your blog, nice to read. Do not stop.